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本と映画。腐女子なので感想にBL表現まじります。そのあたりご了承のうえどうぞ。
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# 激しく、速やかな死
評価:
佐藤 亜紀
文藝春秋
¥ 1,400
(2009-06)

内容(「BOOK」データベースより) 危険を孕まぬ人生は、生きるに値しない。サド侯爵、タレイラン、メッテルニヒ夫人、ボードレールetc.―歴史の波涛に消えた思考の煌きを華麗な筆で描き出した傑作短編集。


相変わらず好きだなあ、と思ったので星5つ。
かなり欧の歴史に精通していないと読解するのは難しい本なのかもしれません。私自身ほとんどわかっていません。ですが、書かれている内容そのものよりも佐藤亜紀さんの書かれる文のファンなので、にやにやしながら読みました。もっと教養があれば楽しめるんだろうなあと思えば少々悔しいですが。
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# バルタザールの遍歴
評価:
佐藤 亜紀
文藝春秋
¥ 660
(2001-06)

内容(「BOOK」データベースより)
「今朝起きたらひどく頭が痛んだ。バルタザールが飲みすぎたのだ」一つの肉体を共有する双子、バルタザールとメルヒオールは、ナチス台頭のウィーンを逃れ、めくるめく享楽と頽廃の道行きを辿る。「国際舞台にも通用する完璧な小説」と審査員を瞠目させ、第3回日本ファンタジーノベル大賞を受賞したデビュー作。


佐藤亜紀さん好きすぎるw
久しぶりに佐藤亜紀さんの文章読んだら好きすぎて震えました。
今は文春文庫で出てるけど、たまたま古書で新潮文庫のほうを見つけたので、そっちを買いました。絶版なのがもったいない。新潮版は装丁がおされかわいいので古書でも手に入れる価値があると思う。
佐藤亜紀さんはハマるとものすごい萌え小説なので、読みながら悶える。メルヒオールとバルタザールのやりとりが秀逸。
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# ミノタウロス
評価:
佐藤 亜紀
講談社
¥ 1,785
(2007-05-11)

出版社/著者からの内容紹介
革命。破壊。文学。
「圧倒的筆力、などというありきたりな賛辞は当たらない。これを現代の日本人が著したという事実が、すでに事件だ」福井晴敏氏
20世紀初頭、ロシア。人にも獣にもなりきれないミノタウロスの子らが、凍える時代を疾走する。文学のルネッサンスを告げる著者渾身の大河小説。


おもしろかった!佐藤亜紀さんが描く男たちに惚れっぱなし。
言動が男らしくスマートで、淡々として洗練されている(これは佐藤亜紀さんの文章そのものの事でもあるけど)。それでいて言うことは言うし出るとこ出る。でもすごく人間的で情けなかったり卑怯だったり衝動的だったりするので、登場人物がすごく愛しくなる。心理描写があまりないのに登場人物に惚れるのは多分その所為。
とことん読者に媚びない文章を書く佐藤さんが好きすぎるよ!でも文章が濃ゆいので読むのに時間かかるなぁ。

続きはネタバレ?
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# 雲雀
評価:
佐藤 亜紀
文藝春秋
¥ 600
(2007-05)

内容(「BOOK」データベースより)
オーストリア軍の兵士、オットーとカールの兄弟は、膠着状態の戦線で、ロシア兵達の虐殺を目撃したことをきっかけにジェルジュと呼ばれる若者に出会う…。第一次大戦の裏舞台で暗躍する、特殊な“感覚”を持つ工作員たちの闘いと青春を描いた連作短篇集。芸術選奨新人賞を受賞した『天使』の姉妹篇。


読む順序としてはやっぱり『天使』→『雲雀』かな。でもこれを踏まえてまた改めて『天使』を読み返したくなった。

『王国』…"感覚"を持った兄弟オットーとカールがジェルジュと出会うまで。
『花嫁』…ジェルジュの父と母の馴れ初め。『天使』の中でもグレゴールがジェルジュに語っていたけど、詳しく読めて嬉しかった。この二人の恋愛模様、ものすごくツボです。不器用なグレゴールとヴィリ。ヴィリはかっこいい女だなー。惚れた。
『猟犬』…あの彼が狂犬の異名を持って、ジェルジュの前に。ヨヴァンとジェルジュの関係が大好きなので、二人の会話が読めて嬉しくてしょうがなかった。正直悶えました。"感覚"を持つ者同士の、声を出さずに行われる頭の中でのやりとりが本当に好き。
『雲雀』…成長したジェルジュがとにかくかっこいい。三十代のジェルジュ…!"感覚"を持ってれば女性を口説くのなんて造作もないことなんでしょうね…!オットーとカールもジェルジュに忠実な立派な部下になっていました。ある意味予定調和的な最後のオチまで最高。いちばんエンタテインメント的な話になっていたような気がする。
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# 天使
評価:
佐藤 亜紀
文芸春秋
¥ 620
(2005-01)

佐藤亜紀さんの本は、読んでいて少しでも気を抜くと物語の外に放り出されそうになる。
読者向けの親切な説明は一切省かれ、元から読者の理解なんて求めていない、むしろ読者を突き放そうとしている気がする。最初はそれについていくのが大変だけど、でも必死にしがみついていくのが次第に快感になっていく。そのあたりは高村薫さんとちょっと似てる気がするなー。でも、やっぱり佐藤亜紀さんのほうが難解かも。


内容(「BOOK」データベースより)
第一次大戦前夜、天賦の“感覚”を持つジェルジュは、オーストリアの諜報活動を指揮する“顧問官”に拾われ、その配下となる。混迷の欧州で繰りひろげられる、“選ばれし者たち”の闘いの結末は!?堕天使たちのサイキック・ウォーズ。 


こんな感じのあらすじらしいですが、実際に本を読むと、このあらすじがひどく安っぽく感じる。だからって、この本の魅力を的確に伝えるのはものすごく難しいので、かわりにあらすじを書くこともできないんですけど。(笑)
とにかく“感覚”の描写がものすごく妖しくて官能的で、そのあたりにこの本の魅力がつまってると思う。あとは“感覚”を持つ男同士の駆け引きとか、命懸けのやりとりみたいなのが堪らない。痺れる。
空き時間に気軽に読む本、というよりは、じっくり腰を据えてあったかい飲み物なんかを片手に読むべき本。(ていうかそうじゃないと読めない
文字を追う醍醐味を味わえます。
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# 戦争の法
評価:
佐藤 亜紀
新潮社
---
(1996-06)

内容(「BOOK」データベースより)
あの戦争に関しては皆が健忘症にかかってしまったらしい。シェルショックと言う訳か。1975年、我がN県は突如独立を宣言し、街にソ連兵がたむろし始めた。中学生の私は千秋と一緒に山へ行き、奇妙なゲリラの一員となった…。変えようもない宿命に抗う術を探す、猥雑で凡庸で滑稽で物悲しい人々の姿。日本ファンタジーノベル大賞『バルタザールの遍歴』の異才が放つ長編第2弾


おもしろかった。こういう本を読むと、日本語が母国語で良かったと思う。日本語っておもしろい。こんな風に巧みに日本語を操れるようになりたいものです。
あまりにも真に迫った口調で語られる為、日本におけるある県の独立、そして戦争、という事態があたかも史実であるかのように感じられる。
千秋(男)がかわいかった。「男色趣味のある男たちならまず堪らないという」(変なとこ抜粋してすいません。各方面に謝罪…!)美貌の持ち主。肌も白く一見軟弱そうなのに、モーツァルトと喩えられる程の天才的な射撃の腕!暇さえあれば寝てばかりいるとか、卑猥な言葉で揶揄われて顔を真っ赤にするとか、酒と煙草はからっきしとかかわいい!着眼点がおかしいことはわかってる!でもどうしても気になった!
それからオペラを愛するゲリラのリーダー伍長。整った容姿に精悍な体躯、学もあって頭が切れ、周囲に人を呼ぶカリスマ的魅力のある男。かっこいいです。

こうして見ると、私はつくづくキャラ萌えする人種なんだと自覚します。
佐藤亜紀さん初読でしたが、出会えて良かったと思える作家さん。他の作品も読みたい。

ちょっと調べたけどこれ絶版!?もったいない…!
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