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評価:
有栖川 有栖
文藝春秋
¥ 1,650
(2008-09-25)
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内容(「BOOK」データベースより)
「とっておきの探偵にきわめつけの謎を」。臨床犯罪学者・火村への挑戦状が予告する犯罪とは―。洒脱。諧謔。情熱。驚き。本格推理の旗手の技に酔う。
装丁が好き。
相変わらず火村とアリスが仲良しで何より。大阪府警の面々のアリスの扱いが垣間見えて、失礼な発言の数々には思わず笑った。みんなアリスを何だと思ってるんだろう。火村のマスコット的存在?w34歳にもなってかわいがられすぎ!
表題作『火村英生に捧げる犯罪』は個人的にタイトルにものすごくときめくので、長編で是非読んでみたかった。火村vs凶悪犯罪者とか…駄目ですか有栖川先生…!
トリック的には『あるいは四風荘殺人事件』が好きかな。すごく現実離れしたトリックだけど、わかりやすいといえばわかりやすい。
『長い影』『鸚鵡返し』『あるいは四風荘殺人事件』『殺意と善意の顛末』『偽りのペア』『火村英生に捧げる犯罪』『殺風景な部屋』『雷雨の庭で』四編の短編と四編の中編。やっぱり長編が読みたい!
ちょっとネタバレ↓