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本と映画。腐女子なので感想にBL表現まじります。そのあたりご了承のうえどうぞ。
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# 青空の卵
評価:
坂木 司
東京創元社
¥ 780
(2006-02-23)

内容(「BOOK」データベースより)
僕、坂木司には一風変わった友人がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。複雑な生い立ちから心を閉ざしがちな彼を外の世界に連れ出そうと、僕は日夜頑張っている。料理が趣味の鳥井の食卓で、僕は身近に起こった様々な謎を問いかける。鋭い観察眼を持つ鳥井は、どんな真実を描き出すのか。謎を解き、人と出会うことによってもたらされる二人の成長を描いた感動の著者デビュー作。 


一応ミステリ枠なのかもしれないけど、お互いに依存し合うメンズカップルの話でした。(笑)
坂木も鳥井も、相手を想う気持ちが完全に友情からはみ出してる。「誰も彼を欲しがらなかった。僕以外は」とか「鳥井には、僕しかいないのだから」とか、そんな感じの文句がたくさん出て来ます。なんで坂木と鳥井は同棲しないんだろう。いっそのことその方がお互いの為にいいんじゃないかな!
ひきこもりで人見知りの鳥井が坂木に依存していると見せかけて、実は坂木のほうが鳥井を手放し難く思っているのがいい。歌舞伎観劇中の二人の会話はかわいすぎて笑った。どう考えても社会人の男同士がする会話じゃない。
鳥井は右側としてすごく理想的なツンデレなんだけど、もうちょっと坂木にしっかりしてほしかったかな。ヘタレな左側は大好きだけど、そんなにすぐ泣くな!坂木!

これは完全に好みの問題だけど、文章にちょっと助長気味の所が多いように感じた。わかりやすいといえばわかりやすいんだけどね!

著者の坂木司さんは所謂覆面作家さんで性別も未公表だけど、やっぱり男の人なのかなー?
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