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本と映画。腐女子なので感想にBL表現まじります。そのあたりご了承のうえどうぞ。
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# 星の王子さま
評価:
サン=テグジュペリ
岩波書店
¥ 1,050
(2000-03)

Amazon.co.jp
著者の生誕100年を記念し作られた復刻版。挿絵は著者自身が描いた米オリジナル版そのままの絵が載せられている。これまで親しんできた挿絵と比べると輪郭がはっきりしていて鮮明、そのほかにも「ささいな違い」を見つけながら読み進めていく楽しみもある。
本書は、ストーリーの展開を楽しむ意味においては子ども向けだが、むしろ大人向けのメッセージに満ちていて、本来人間には「心の目」が備わっているということを呼び起こされる。その、真実を見ることのできる「心の目」をもって、大切にしていかなければならないモノを感じ取り、それを生かしていくことで人は豊かになれるはずなのだが、さまざまなことに心を奪われ見えなくなっていき、やがて見ようともしなくなる(王子が訪れた星に住む大人たちは点灯夫以外その象徴のようでもある)。
キツネの言葉「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目には見えないんだよ」は著者からの、大人、そしてこれから大人になる子どもたちへの警鐘なのかもしれない。(加久田秀子)



この年になって初めてこれを読んだのが果たして良かったのか悪かったのか…!
「星の王子さま」が世界中で親しまれる訳がわかった。
これは小さい頃から何度も読み返すのがベストな本かもしれない。成長するにつれて、見方がものすごく変化する本だと思う。これは読者を選ばない、誰にでも読まれるべき本だと思った。
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# エロティシズム
評価:
G・バタイユ
筑摩書房
¥ 1,575
(2004-01-11)

内容(「BOOK」データベースより)
労働の発生と組織化、欲望の無制限な発露に対する禁止の体系の成立、そして死をめぐる禁忌…。エロティシズムの衝動は、それらを侵犯して、至高の生へ行き着く。人間が自己の存続を欲している限り、禁止はなくならない。しかしまた人間は、生命の過剰を抑え難く内に抱えてもいる。禁止と侵犯の終りなき相克にバタイユは人間の本質を見ていった。内的体験と普遍経済論の長い思考の渦から生まれ、1957年に刊行された本書によって、エロティシズムは最初にして決定的な光を当てられる。バタイユ新世代の明快な新訳で送る、待望の文庫版バタイユの核心。


読む前から一度読んですんなり理解できるとは思わなかったけど、やっぱり読んでみて明確に理解することはできなかった。ある本(笑)に入っていた『同性愛の経済人類学』という論文を読んで、そこにエロティシズムと労働の関係について書かれていたので、おかげで少しは入って行きやすかったのかも。

先に論じたことを後でも繰り返し述べられているような形になっているので、そのあたりは理解しやすかった。
あくまでこれは男性視点のエロティシズムだな、というのは感じた。女性のことははなから無視されているような。そこになんとなく違和感があった。確かにエロティシズムという問題を論じるときに、男性主体になるのは仕方ないのかもしれないけど。これが書かれた時代もあるだろうし。
でも興味深いことがたくさん書かれてたのは確かだと思う。一貫して語られていたのは「禁止は侵犯されるためにある」ということ。つまり規則は破られるためにある。ただし、そのとき禁止は乗り越えられるだけであって、消滅するのではない。しかも禁止の侵犯は動物的なものではなく極めて人間的。
『汝殺すなかれ』『肉の交わりは、ただ結婚においてのみ果たされるべし』聖書においてこの二つの命令がなされているのは改めて考えるとおもしろい事実だと思った。


そのうち『バタイユ入門』でも読んで出直してきます。
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# 飛ぶ教室
評価:
ケストナー
光文社
¥ 500
(2006-09-07)

内容(「BOOK」データベースより)孤独なジョニー、弱虫のウーリ、読書家ゼバスティアン、正義感の強いマルティン、いつも腹をすかせている腕っぷしの強いマティアス。同じ寄宿舎で生活する5人の少年が友情を育み、信頼を学び、大人たちに見守られながら成長していく感動的な物語。ドイツの国民作家ケストナーの代表作。


少年たちの純粋な物語に心癒された…みんなかわいい。児童文学にありがちなご都合主義的な展開も確かに多かったけど、それでも鼻につく感じはせず、素直に感動できた。
印象に残った所を二つ抜粋。
「賢さのない勇気は乱暴にすぎない。勇気のない賢さは冗談にすぎない」
「すごく幸せってわけじゃない。幸せだなんて言ったら、ウソになる。けどさ、すごく不幸でもないんだから」
今読んでも充分楽しめたけど、小中学生の頃に読みたかったとも思う。

禁煙さんと正義さんの二人でクリスマスに萌えました。
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# 人生の短さについて
評価:
セネカ
PHP研究所
¥ 1,365
(2009-02-21)

内容(「BOOK」データベースより)
あなたがせわしなく過ごすうちに、人生は急ぎ足で去っていくのですよ。寸鉄のような警句が胸に刺さる、ローマの哲人、セネカの手になる古典的人生論。


二千年前のローマの思想家、セネカの本。
二千年も前に書かれたとは思えないような、現代への警句に溢れている。
でもやっぱり、現代では通じない部分も多い。
人生の時間は自分の為だけに費やすべきだ、と繰り返し訴えられているけど、どうなんだろう。もしも、他人の為に真に何かをしたいと思って、他人の為に時間を使うのだとしたら、それは自分の為にもなると思う。

哲学の本は久しぶりに読んだけど、やっぱおもしろいなー
ソクラテスとプラトンとか読むかな…
自省録とか、デカルトとかも読みたい。昔方法序説とか読んだ気がするけど忘れた。
言語論も好きだなー。ソシュールとか。
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# 怖るべき子供たち
評価:
ジャン・コクトー
角川書店
¥ 380
(1991-06)

出版社/著者からの内容紹介
未開なそして新鮮な、善悪を識別することの出来ない子供たちの本体は、ちょうど阿片の場合に似ている。同性愛、盗み、虚偽、毒薬、百万の富を濫費する無目的な混乱の中に子供達の官能が露出している。


表紙につられて購入。この松山ケンイチスペシャルカバーは他にフランツ・カフカ著『変身』と宮沢賢治著『銀河鉄道の夜』があります。
ジャン・コクトーは初めて。
言い回しがまわりくどく装飾的すぎて、難解だった。でもこういう文章を読むのも悪くないなー。
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# 趣味の問題
評価:
フィリップ バラン
早川書房
---
(2000-11)

内容(「BOOK」データベースより)
フリーターのニコラは、ひょんなことから世界的大企業社長フレデリック・ドラモンのパーソナル・テイスターに雇われた。自分の好みを殺して相手の好みを我がものとしたニコラは、食事だけでなく、映画、書物など、あらゆる私的活動に関して味見役を担っていく。だが、次第に過激になっていくフレデリックの要求に応えきれなくなったニコラが彼のもとを去ったとき、恐ろしいことが…。人生の美食を追求する富豪。それを完璧にする試食家。二人がたどる奇妙で危険な関係。サイコティックでセンシュアルなサスペンス。2000年フランスコニャック国際ミステリー映画祭グランプリ/批評家賞受賞作品の原作。


本文しょっぱなからヤオイ臭が漂っています。ドM男とヤンデレ男のプラトニックラブの話。
ていうか本人たちにその気がなくても、周囲から見たらこの二人は明らかにただのバカップルだよ。
自己愛のあまり精神的クローンを作ろうとしたフレデリックと、野心を抱えながらそれでも必死にフレデリックの望みに応えようとするニコラ。二人の関係は倒錯的ではあったけど、最終的に愛に近いものになっていたのでは。(かなり執着的、偏執的ではあるけど
フレデリックが足を折ったあたりからなんとなく想像はついたけど、結末に萌えてちょっと震えた。こういう関係にはやっぱり崩壊しか待ってないと思う。でもこういう結末が好きな私もどうかしてる。
映画化もされているので観たいです。
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# LORETTA LUX
評価:
ロレッタ ラックス
青幻舎
¥ 3,675
(2005-03-31)

出版社/著者からの内容紹介
絵画、それとも写真? 現実、それともファンタジー?
ロレッタ・ラックスがつくりだす、美しくも謎めいた子供たちのポートレート。
魂に訴えかけるような美しさをもつ、子供たちの肖像。
それはベラスケス、ゴヤら巨匠の作品を彷彿とさせるサーフェスの輝きと、
どこか遠くを見つめているような捉えがたい表情が印象的だ。
さらに、空間の不思議な奥行き。作品に登場する子供たちはリアルではあるが、
「子供らしい」子供ではなく、神秘的なエイリアンのよう。
私たちはその奥深いイメージの中に、
時の秘密を、鏡の中の過去の自分を探してしまうのかもしれない。
本書は初の写真集で、英語版、ドイツ語版、日本語版が世界同時発売となる。


厳密には読書じゃないけど、一応本なので。
ロレッタ・ラックスの写真集です。
写真なのになんだろうこの現実感のなさ。
まさに神秘的なエイリアンのような子ども達の写真を見ていると、ものすごく不安な気持ちになる。そしてそれがクセになる。
個人的には『Spring』が一番好き。
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# 雪
評価:
オルハン・パムク
藤原書店
¥ 3,360
(2006-03-30)

トルコ文学初読。作者オルハン・パムクは2006年ノーベル文学賞受賞。
どうしても気になったのが翻訳文。明らかに校正ミスだと思われる箇所もあり、読みづらくて、ページを捲る手が何度も止まった。読み終わるには少し骨が折れる。

降り積もる雪によって陸の孤島と化したトルコの地方都市における三日間の物語。
憂える詩人、主人公Kaはクーデタに遭遇し、周囲の人々との愛憎、そして宗教や政治に巻き込まれて行く。
恋愛小説でもあり、宗教紛争や政治の話でもある。語られる事件もそうだけど、一筋縄ではいかない小説。
たびたび語られる女性が髪を出すか出さないか。という問題。
正直、イスラムの思想に疎い日本人の私には理解しがたいものがあった。
ただ、トルコやその周辺諸国が抱える宗教や民族の衝突を理解する書物としてはいいのでは。
雪の静けさ。信心深い人々の思わぬ心の激しさ。そのあたりが印象に残る本だった。
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# 自由からの逃走
評価:
エーリッヒ・フロム,日高 六郎
東京創元社
¥ 1,785
(1965-12)

気になるところをメモしながら読みました。
ナチズムが、少数の人々による狂気ではないことがわかる。誰でも賛同しうる思想であること。
中世以降の資本主義によって人々は外的な支配から解放され、消極的な自由を獲得した。しかしそれは安定の崩壊でもあり、孤独と不安を伴うものだった。
この部分は実体験としてものすごくよくわかる。自由が重荷でもあるというのは、現代においても同じことがいえると思う。


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# 存在の耐えられない軽さ
評価:
ミラン・クンデラ
河出書房新社
¥ 2,520
(2008-02-09)

とっつきにくいですが、2部あたりからおもしろくなった。
小説というよりは哲学書、という印象。

永遠の回帰による重荷
明、淡、暖、存在 という積極項
暗、濃、冷、非在 という消極項
重―軽の対立が、あらゆる対立のなかでもっとも不思議で、曖昧な対立だということ

この全集の装丁が好きなので、全部揃えて本棚に並べておきたいです。

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