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本と映画。腐女子なので感想にBL表現まじります。そのあたりご了承のうえどうぞ。
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# リーマン博士の大予想
評価:
カール・サバー
紀伊国屋書店
¥ 2,625
(2004-12-02)

内容(「BOOK」データベースより)
「フェルマーの最終定理」を超える、100万ドルの懸賞金つき超難問とは?150年も解けない証明に挑む数学者たちの肉声に迫る。


高校数学レベルの知識も危うい人間が読んでもなんとか理解できる、初心者向けの本だと思う。対数や指数、方程式や無限級数等についても巻末で親切に説明してくれている。
それでも、これを読んだだけではリーマン予想の概要をなんとなく眺めたにすぎず、真にリーマン予想を理解するにはどこかの大学にでも通って二三年は勉強しないと無理だと本文中には書かれていた。
個人的にはリーマン予想の重要性と証明の困難さがわかっただけで充分満足。
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# わたしを離さないで
評価:
カズオ イシグロ
早川書房
¥ 1,890
(2006-04-22)

Book Description
『日の名残り』『私たちが孤児だったころ』で高い評価を得た作家が送る、感動的な小説。心に残る友情と愛の物語の中で、世界と時間を巧みに再創造してみせる。
現在31歳のキャシーは、イギリスの美しい田園地方ヘールシャムの私立学校で、子ども時代を過ごした。そこでは子どもたちは外界から保護され、自分たちは特別な子どもで、自分たちの幸せは自身だけでなく、やがて一員となる社会にも、非常に重要だと教えられていた。キャシーはこの牧歌的な過去とはずいぶん昔に決別したが、ヘールシャム時代の友人二人と再会して、記憶に身をまかせることにする。
ルースとの交友が再燃し、思春期にトミーに熱を上げた思いが恋へと深まりはじめる中、キャシーはヘールシャムでの年月を思い返す。外界から隔絶された穏やかさと心地よさの中、少年少女がともに成長する幸せな場面を、彼女は描写する。だが、描写はそんな場面だけではない。ヘールシャルムの少年少女育成のうわべに隠れた、暗い秘密を示唆する不調和や誤解。過去を振り返ってはじめて、3人は自分たちの子ども時代と現在の生き方の真実が見え、それに対峙せざるを得なくなる。
『Never Let Me Go』は単純に見える物語だが、そこに徐々にあらわにされていくのは、驚くべき深さで共鳴する感情だ。カズオ・イシグロの最高作にあげられるだろう。


ある本の中で「すごい本だよ!」と紹介されていて、内容もおもしろそうだったので読みました。
恋愛小説風のタイトルですが、どちらかと言えばミステリーかSFの要素が強い。ある学校の寮生活の様子が淡々と綴られながら、次第に恐ろしい真相が明かされていく。ぽろぽろと真実をこぼしていく、その書き方が巧み。なんとなく不穏な気配を感じながら、その不安感の正体が知りたくてページを捲っていくと、いつの間にか読み終わる。
アンハッピーエンドとか、すっきりしない結末の本が好きな人にはおすすめ。
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# ロリータ
評価:
ウラジーミル ナボコフ
新潮社
¥ 900
(2006-10)

内容(「BOOK」データベースより)
「ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。…」世界文学の最高傑作と呼ばれながら、ここまで誤解多き作品も数少ない。中年男の少女への倒錯した恋を描く恋愛小説であると同時に、ミステリでありロード・ノヴェルであり、今も論争が続く文学的謎を孕む至高の存在でもある。多様な読みを可能とする「真の古典」の、ときに爆笑を、ときに涙を誘う決定版新訳。注釈付。


おもしろかった。どうしてもっと早く読まなかった…!これが1955年に発表されたなんて信じられない。正直一昔前の文学作品ってうんざりするようなくどさがあったりするけど、これは洗練されていて、すごくおしゃれに見えた。ある犯罪者の告白録という形式をとりながら、全体的に斜に構えたニヒルな感じと、少しの卑屈っぷりが自分の好みに合うんだと思う。これはバイブルになりそう。
原書も読みたい。日本語訳もすごく優れているのがわかるけど、原文をよんだらさらにおもしろいんじゃないかと思う。
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# オリバー・ツイスト
評価:
チャールズ ディケンズ
角川書店
¥ 580
(2006-01)

評価:
チャールズ ディケンズ
角川書店
¥ 580
(2006-01)

内容(「BOOK」データベースより)
時は一九世紀。イギリスの片田舎で生を授かったオリバー・ツイストは、両親の顔も知らず貧民院に預けられ、貧困と厳しさに耐えて育っていった。やがて葬儀屋に引き取られるが、冷酷な人々の仕打ちは容赦ない。苦しみぬいた末、ついに彼は自らの足で、希望の町ロンドンへと向かう。そこでオリバーに救いの手を差し延べたのは、恐ろしい盗賊の一味だった―。無垢な少年の姿を通して、人間の良心と残酷さを描いた、文豪ディケンズ渾身の社会風刺小説。


さすがディケンズ。ほぼ全編皮肉。
以下ネタバレつつ萌え感想。
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# 幼年期の終わり
内容(「BOOK」データベースより)
地球上空に、突如として現れた巨大な宇宙船。オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星人は姿を見せることなく人類を統治し、平和で理想的な社会をもたらした。彼らの真の目的とはなにか?異星人との遭遇によって新たな道を歩み始める人類の姿を哲学的に描いた傑作SF。



おもしろかった…
これが五十年も前に書かれていた話なのかとびっくりした。先見の明ありすぎ。
SFって普段あんまり読まないけど、SFいいなあとか思ってしまった。脳みそ柔らかくなる気がする。
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# カタロニア讃歌
評価:
ジョージ オーウェル
岩波書店
---
(1992-05)

出版社/著者からの内容紹介
人間的魅力にみちた兵士たち,無階級的な社会状況――一九三六年末,ファシストと闘うために,内戦下のスペインへやってきた著者(一九〇三―五〇)が魅せられたものは,一筋の燃えさかる革命的状況であった.アラゴン戦線やバルセロナ動乱での体験を中心に,スペイン市民戦争の臨場感あふれる貴重な証言となったルポルタージュの傑作.


実際にスペインの内戦に参加したジョージ・オーウェルの著作。民兵たちの悲惨な戦場の様子をミクロな視点で描きつつ、冷静に第二次世界大戦の前哨戦とも言える民主主義対ファシズムの二項対立(単純な二項対立ではないけど)を評している。一番興味深かったのは、恐らく実際に戦場に赴いた者にしかわからない苦痛や嘆き(ライフルや手榴弾は旧式でまともな武器にもならなかったり、寒さや虱、飢え、睡眠不足等副次的な苦痛も含め)のようなもの。それだけ取ってもこれは貴重なルポルタージュだと思う。
同著者の『動物農場』も読みたい。ていうか『動物農場』のほうが有名なのになんでこれ先に読んだんだろう。おもしろかったからいいけど。
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# ジェニーの肖像
評価:
ロバート・ネイサン
東京創元社
¥ 798
(2005-05-23)

内容(「BOOK」データベースより)
1938年、冬のニューヨーク。貧しい青年画家イーベンは、夕暮れの公園で、一人の少女に出会った。数日後に再会したとき、彼女ジェニーはなぜか、数年を経たかのように成長していた。そして、イーベンとジェニーの時を超えた恋が始まる…詩人ネイサンの傑作ファンタジイ。妻を亡くした童話作家とその子供たちの、海の精霊のような女性との交流を描く『それゆえに愛は戻る』を併録


これファンタジーなのか。ミステリーかと思った。
恩田さんが解説を書いてたので読みました。恩田さんも解説で「喪失について」と題しているように、「喪失」がひとつのテーマになっている。
著者のロバート・ネイサンは詩人だけあって、情景の描写が丁寧且つ独特の雰囲気がある。表題作『ジェニーの肖像』では季節の移り変わりを、『それゆえに愛は戻る』では海や浜辺の丘をまさに詩的に表していると思った。
どちらの主人公にも共通する、喪失に対する諦観のようなものが話をねちっこくしすぎず、そして主人公を魅力的に見せている。
結末は『それゆえに愛は戻る』のほうが好きだけど、総合的には表題作のほうが好き。見る見る年を取る過去から来たジェニーに対する喪失への予感。時間の隔たりほど遠いものはなく、主人公は不安に苛まれている。このあたりの苦悩が好き。
悲しみや悩みは一人で背負うべきもので、喜びや愛は分け合うもの。
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# ロストソウルズ
 内容(「BOOK」データベースより)
母親の肉体を引き裂いて生まれてきた、ヴァンパイアの血をひく美しい少年。つきまとう孤独を埋めるために、彼は魂を揺さぶるパンク・バンド『ロスト・ソウルズ』のメンバーが住むミッシング・マイルを目指す。そして、さすらいのうちに出会った、緑の瞳の酷薄な青年ジラーに血と官能を教えられ、心奪われてしまう。―享楽の夜々。その果てにもたらされた恐るべき真実とは…。精神と肉体の境界を越えた濃密な愛を描く耽美ホラー。 


これアマゾンのあらすじ(上の)だけでも結構すごい。ていうかアマゾンにもブクログにもレビュー書いてる人いないんだけどどんだけマイナー!でも好きだよ私はこういう血腥いBL(これをボーイズでラブな枠にくくっていいのかわかんないけど)が!基本的に読んでて落ち着かない気分になる本が好きなんだと思う。でもホラー(特にスプラッタ系)は苦手なはずなんだけどな。いつの間にか克服したのかな。
血と官能、享楽、まさにその通りで、同著者の絢爛たる屍同様、全編血とセックスとドラッグにまみれたかなりインモラルな内容になってます。読んでいる時の感覚としては、二日酔いと胸焼けと貧血にいっぺんに襲われるような感じかな。褒めてないようだけど褒めてます。
ジラーとナッシングの二人の色んな意味での濃厚な愛がすごい。チョコレートに生クリームとキャラメルソースをかけてさらにチョコフォンデュしたくらい濃い。そんな甘ったるいものじゃないかもしれないけど私には甘く見えたよ。個人的にはナッシングとゴーストが好きだったので、もっと二人の絡みが見たかったな! 
苦手な人は多いかもしれないけど、もっと色んな人に読まれてもいい本だと思う。腐女子且つスプラッタ系いける人は是非。
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# アイザック・アシモフの世界の年表
評価:
アイザック アシモフ
丸善
---
(1997-09)

出版社/著者からの内容紹介
科学界・SF界の巨人アイザック・アシモフが最後に書き下ろした大作の日本語版.宇宙の誕生から現代まで、150億年におよぶ地球の、そして世界の歴史を、各時代、各地域ごとに、コラム形式の読み物として辿ってゆく世界史年表. ; 長年SF界の重鎮として君臨してきたアイザック・アシモフによる「世界の歴史」。150億年前の宇宙の誕生から、第二次世界大戦が終焉した1945年9月2日までを扱った、極めつけの「アシモフの世界」。 


これは星5つ付けざるをえないです。
すごいの一言。宇宙の誕生から現代までの歴史をこんな風に整然とまとめた本があったなんて軽く衝撃。
図書館で借りたけど欲しい…でも12000円…!
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# 絢爛たる屍
評価:
ポピー・Z. ブライト
文藝春秋
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(2003-06)

ニューオーリンズの、じめじめした妖しい雰囲気漂うスプラッタパンク・ホラー。
トランに最も感情移入していたので、クライマックスでは読みながら叫び出しそうになりました。
それでも、読んでいる間よりも、読了後の余韻がものすごい。しばらくはポピーの世界から抜け出せそうにありません。
私自身は、こういったスプラッタホラーはほとんど読んだことがないので、感想を書くのは非常におこがましい気がするし、この物語に関してうまく言葉を紡ぐこともできません。
でも読めてよかった。こんなすごいものを書いてくれて、翻訳してくれて、出版してくれて、ありがとうと言いたい気持ちです。
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