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本と映画。腐女子なので感想にBL表現まじります。そのあたりご了承のうえどうぞ。
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2010.06.21 Monday
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# 造花の蜜
2009.03.31 Tuesday
造花の蜜
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評価:
連城 三紀彦
角川春樹事務所
¥ 1,890
(2008-11)
二転三転(どころじゃないけど)する誘拐劇ミステリ。
事件の展開のさせ方が、どことなく恩田さんに似てる気がした。(←女の『血』のあたりとか)
最後はなんとなく煮え切らないものを感じてしまった。腑に落ちない点が多かったというか。
でも先の読めない展開はおもしろかったし、結局500ページ近くもほとんど一気に読んでしまったので、やっぱりすごい本なんだと思う。
とにかく今まで読んだことのない誘拐劇を読ませてもらった。
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連城三紀彦
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# ホモセクシャルの世界史
2009.03.29 Sunday
ホモセクシャルの世界史 (文春文庫)
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評価:
海野 弘
文藝春秋
¥ 1,000
(2008-08-05)
一般的に言われる異性愛がマジョリティであり、同性愛はマイノリティだ、という考えに疑問を感じる本だった。
異性愛と同性愛に明確な違いなんかないんだろうなぁ。セックスとして、あるいはジェンダーとしての男女の違いも曖昧な気がした。ただ『男』と『女』っていう言葉があるにすぎない。なんか突き詰めると言語学的な話になりそう。男性は女性を発見することで男性としてのアイデンティティを得たし、同じように同性愛を発見し(そして嫌悪することで)異性愛を得た。
あ、でも生物学的にはY染色体を持ってるとそれは『男』なのか。
真面目な感想書いてるけど、腐女子的にも萌えた。すいません。
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他日本文学
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# ボクの彼氏はどこにいる?
2009.03.29 Sunday
ボクの彼氏はどこにいる? (講談社文庫)
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評価:
石川 大我
講談社
¥ 660
(2009-03-13)
薦めてもらって読みました。
ゲイの著者による実体験の話。
私は(たぶん)異性愛者ですが、友人にゲイの男性がいるので、同性愛者に対しては偏見もなく「そういう人もいる」くらいの感覚で、一つの個性のようなものだと思っています。
この本を読んで、現代の日本の教育に「異性愛洗脳」みたいなのを感じた。異性愛こそが正しい、とする一種の宗教みたいな。それでなくても日本の初等教育って、右へ倣え主義だと思う。少なくとも自分が小学生くらいのときはそうでした。
著者の活動を応援したいです。
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他日本文学
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# しをんのしおり
2009.03.27 Friday
しをんのしおり (新潮文庫)
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評価:
三浦 しをん
新潮社
¥ 460
(2005-10)
若干活字に対して食傷気味になっていたような気がするので(『絢爛たる屍』を読んで疲れただけかもしれない)、いい気分転換になりました。
しをんさんもオタクで腐女子で妄想家なので、共感できて笑えておもしろい。
高倉健さんの妄想は笑いました。そんな健さん、惚れてしまいます。
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三浦しをん
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# 絢爛たる屍
2009.03.27 Friday
絢爛たる屍 (文春文庫)
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評価:
ポピー・Z. ブライト
文藝春秋
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(2003-06)
ニューオーリンズの、じめじめした妖しい雰囲気漂うスプラッタパンク・ホラー。
トランに最も感情移入していたので、クライマックスでは読みながら叫び出しそうになりました。
それでも、読んでいる間よりも、読了後の余韻がものすごい。しばらくはポピーの世界から抜け出せそうにありません。
私自身は、こういったスプラッタホラーはほとんど読んだことがないので、感想を書くのは非常におこがましい気がするし、この物語に関してうまく言葉を紡ぐこともできません。
でも読めてよかった。こんなすごいものを書いてくれて、翻訳してくれて、出版してくれて、ありがとうと言いたい気持ちです。
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英米文学
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# 光の帝国―常野物語
2009.03.26 Thursday
光の帝国―常野物語 (集英社文庫)
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評価:
恩田 陸
集英社
¥ 520
(2000-09)
常野にまつわる連作短編集。
ものすごく久しぶりに読みたくなって再読。たぶん5年ぶりくらい。
ツル先生が好きです。表題作の光の帝国は読んだ当時も印象に残って、今回再読してみて、改めて心打たれました。健の『お祈り』好き。なんて感受性豊かな子なんだろう。
天才チェリスト律がかっこよすぎて惚れた。
私もいつかツル先生に会ってみたい。
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恩田陸
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# 象と耳鳴り
2009.03.25 Wednesday
象と耳鳴り
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評価:
恩田 陸
祥伝社
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(1999-10)
これも読み逃してた恩田さん。
『曜変天目の夜』の冒頭部分でものすごい既視感を覚えてびっくりしましたが、多分、単に以前さわりだけ読んだことがあるだけだと思います。そうじゃなかったら怖い…
短編集なのかと思ってましたが、違いました。関根多佳雄の話。
恩田さんのミステリーを読んだときの、胃がもたれるような独特の吐き気と不快感に何故か安心します。でも、やっぱりちょっと怖いので夜は読めません。
赤い犬の都市伝説怖いなあ。『もういいかい?』『もういいよ』
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恩田陸
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# アイスクリン強し
2009.03.25 Wednesday
アイスクリン強し
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評価:
畠中 恵
講談社
¥ 1,575
(2008-10-21)
装丁とタイトルにつられて以前から読みたいと思ってましたが、漸く読めました。
著者の『しゃばけ』『ぬしさまへ』『ねこのばば』の三作は読んだけど、なんとなくしゃばけシリーズよりもテンポが悪いような気が。話の展開にもあまり意外性がなかったかな。
でもチヨコレイト、シユウクリーム、アイスクリンなど、登場する西洋菓子はとても魅力的でした。
真次郎の作ったお菓子食べたいです。
まさにお菓子でもつまみながら読むのに向いてる本かも。
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畠中恵
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# ブラジル蝶の謎
2009.03.22 Sunday
ブラジル蝶の謎 (講談社文庫)
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評価:
有栖川 有栖
講談社
¥ 580
(1999-05)
作家アリス。
ブラジル蝶の謎
妄想日記
彼女か彼か
鍵
人喰いの滝
蝶々がはばたく
六編。やっぱり短編は物足りないです。
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有栖川有栖
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# 重力ピエロ
2009.03.18 Wednesday
重力ピエロ (新潮文庫)
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評価:
伊坂 幸太郎
新潮社
¥ 660
(2006-06)
立ち読みで目次を見て、読もう!と決め、本文一行目にしてがっつり物語に引き込まれました。
伊坂さんの本は、本を読む楽しさみたいなのをすごく感じる。伊坂さんは作家さんというより、もうむしろエンターティナー。多くの人に支持される理由がわかります。
話の内容もさることながら、その技巧に感動させられる。
最強の家族。最強の兄弟。この言葉がものすごく胸に迫る言葉になっていた。
スプリング兄弟かわいすぎました。春は泉水のこと好きすぎだろう。泉水も春のこと褒め過ぎ。
未来人ごっこ!未来人ごっこ超楽しそう!やりたい!
ていうか春って死神の精度にもでてきてたのかー!
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伊坂幸太郎
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