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本と映画。腐女子なので感想にBL表現まじります。そのあたりご了承のうえどうぞ。
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# アカシック地球リーディング 5次元世界はこうなる
出版社 / 著者からの内容紹介
2012年までの世界超変貌の歩みとは? アセンション後の世界、5次元で私たちはどう暮らしていくのか!? 鬼才・高橋克彦とアカシック(宇宙の記憶庫)リーディングの達人ゲリー・ボーネルが熱く語り合ったアセンション後の世界!! 


珍しくSFぽいの。
こういうのって、どうしても眉唾だと思っちゃうんだけど。でも話半分に読んだりする(失礼)のは楽しいです。
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# ロストソウルズ
 内容(「BOOK」データベースより)
母親の肉体を引き裂いて生まれてきた、ヴァンパイアの血をひく美しい少年。つきまとう孤独を埋めるために、彼は魂を揺さぶるパンク・バンド『ロスト・ソウルズ』のメンバーが住むミッシング・マイルを目指す。そして、さすらいのうちに出会った、緑の瞳の酷薄な青年ジラーに血と官能を教えられ、心奪われてしまう。―享楽の夜々。その果てにもたらされた恐るべき真実とは…。精神と肉体の境界を越えた濃密な愛を描く耽美ホラー。 


これアマゾンのあらすじ(上の)だけでも結構すごい。ていうかアマゾンにもブクログにもレビュー書いてる人いないんだけどどんだけマイナー!でも好きだよ私はこういう血腥いBL(これをボーイズでラブな枠にくくっていいのかわかんないけど)が!基本的に読んでて落ち着かない気分になる本が好きなんだと思う。でもホラー(特にスプラッタ系)は苦手なはずなんだけどな。いつの間にか克服したのかな。
血と官能、享楽、まさにその通りで、同著者の絢爛たる屍同様、全編血とセックスとドラッグにまみれたかなりインモラルな内容になってます。読んでいる時の感覚としては、二日酔いと胸焼けと貧血にいっぺんに襲われるような感じかな。褒めてないようだけど褒めてます。
ジラーとナッシングの二人の色んな意味での濃厚な愛がすごい。チョコレートに生クリームとキャラメルソースをかけてさらにチョコフォンデュしたくらい濃い。そんな甘ったるいものじゃないかもしれないけど私には甘く見えたよ。個人的にはナッシングとゴーストが好きだったので、もっと二人の絡みが見たかったな! 
苦手な人は多いかもしれないけど、もっと色んな人に読まれてもいい本だと思う。腐女子且つスプラッタ系いける人は是非。
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# 美丘
評価:
石田 衣良
角川グループパブリッシング
¥ 540
(2009-02-25)

内容(「BOOK」データベースより)
美丘、きみは流れ星のように自分を削り輝き続けた…平凡な大学生活を送っていた太一の前に突然現れた問題児。大学の準ミスとつきあっていた太一は、強烈な個性と奔放な行動力をもつ美丘に急速に魅かれていく。だが障害を乗り越え結ばれたとき、太一は衝撃の事実を告げられる。彼女は治療法も特効薬もない病に冒されていたのだ。魂を燃やし尽くす気高い恋人たちを描いた涙のラブ・ストーリー。


泣きました。これは泣かざるをえないっていうか何も考えずに泣く為の本ですね。
石田さんの文章は綺麗でさらさらしてて、頭の中にすんなり入って来る感じで読みやすくて好きだけど、私はもっとギトギトしたねちっこい文章が好きです(笑)自分の文章の好みもここ数年で変わったような気がする。
内容は、セカチューとか恋空(どんな内容かよく知らないけど)とかが好きな人は好きなんじゃないかと思う。でも美丘と太一くんとの出会いのシーンは好きだったな。なんかかわいい。
たまにはこういう恋愛小説を読むのもいいもんですね。
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# アイザック・アシモフの世界の年表
評価:
アイザック アシモフ
丸善
---
(1997-09)

出版社/著者からの内容紹介
科学界・SF界の巨人アイザック・アシモフが最後に書き下ろした大作の日本語版.宇宙の誕生から現代まで、150億年におよぶ地球の、そして世界の歴史を、各時代、各地域ごとに、コラム形式の読み物として辿ってゆく世界史年表. ; 長年SF界の重鎮として君臨してきたアイザック・アシモフによる「世界の歴史」。150億年前の宇宙の誕生から、第二次世界大戦が終焉した1945年9月2日までを扱った、極めつけの「アシモフの世界」。 


これは星5つ付けざるをえないです。
すごいの一言。宇宙の誕生から現代までの歴史をこんな風に整然とまとめた本があったなんて軽く衝撃。
図書館で借りたけど欲しい…でも12000円…!
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# クラウド・コレクター
評価:
クラフト・エヴィング商會
筑摩書房
¥ 998
(2004-04-08)

内容(「BOOK」データベースより)
クラフト・エヴィング商会の先代である祖父が愛用していた古い皮トランク。その底から古ぼけた手帖がでてきた。そこには、不思議な国アゾットに関する、驚くべき旅行記が記されていた。読み進むうちに、孫にあたる三代目は、奇妙な物の数々に出会うことになる。得体の知れない機械、判読不能の書物やポスター、奇妙な譜面や小箱、そして酒の空壜らしきもの。壮大なスケールの冒険ファンタジー。1995年単行本版に加筆し、イラスト満載の手帖版。


ここに出て来る雲は「雲を掴むような話」と言う時の実体のない「雲」と、物質としての「雲」との両義的な雲なんだと思う。
壮大なでっちあげである冒険譚の数々に騙されるのが心地好かった。まさに才能の無駄遣い。
静かなる晩餐に出て来た「かなでるものたち」「移動音楽士」の切ない描写がすごく好きでした。彼らは他の奏者に会うこともなく一人一人孤独な演奏を毎夜続け、しかもそれは誰も聴くことのないオーケストラになってるのか…とかちょっとうっとりした。
世界に真実は存在せず、全ては解釈の戦いで成立している云々…の部分は共感した。「真実らしきもの」はあっても、「真実」なんてないんじゃないかなぁ。個々の自由な解釈が有り、且つ解釈同士が冒し合うことなく共存できれば平和な世の中になると思います!すっごい安っぽいまとめ方ですいません。
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# ネクロポリス
評価:
恩田 陸
朝日新聞出版
¥ 756
(2009-01-09)

評価:
恩田 陸
朝日新聞出版
¥ 756
(2009-01-09)

内容(「BOOK」データベースより)
懐かしい故人と再会できる場所「アナザー・ヒル」。ジュンは文化人類学の研究のために来たが、多くの人々の目的は死者から「血塗れジャック」事件の犯人を聞きだすことだった。ところがジュンの目の前に鳥居に吊るされた死体が現れる。これは何かの警告か。ジュンは犯人捜しに巻き込まれていく―。 


こういうちょっと不気味な因習的ミステリーが大好きです。恐がりながらニヤニヤします。上巻の最後は思わず叫びました。
やっぱり恩田さんはノスタルジックな雰囲気を書くのがうまいですよねー。
スピリチュアルな先住の民ラインマンがすごく好きでした。オッドアイだし。かっこいい。
鳥居の形状にTORIIのローマ字が含まれているのもおもしろく感じた。
鳥居。かもめかもめ。ハンドレッドテイルズ。八咫烏。
耳なし芳一のオチが気になって調べてみたら、別にオチはなかった…!武士に耳を取られておしまいだった。
世界はマジョリティによって形成され、マジョリティが真実となる。このあたりって集団ヒステリーに繋がるものがある。
| comments(0) | trackbacks(0) | category: 恩田陸 |
# 人魚は空に還る
内容(「BOOK」データベースより)
「しずくは観覧車に乗りたい」富豪の夫人に売られてゆくことが決まり、最後の願いを口にした見世物小屋の人魚は、観覧車の客車から泡となって消えた。水神の怒りに触れて浅草は水中に沈んだのか。いや、地上という水底から人魚がその身を縛るもののない空へと還っていったのか―(表題作)。心優しき雑誌記者と超絶美形の天才絵師、ふたりの青年が贈る帝都探偵物語。明治の世に生きるふたりの青年の交流をあたたかに描いた、新鋭の人情味あふれるデビュー作品集。 


萌えろと言わんばかりの設定。
腰の低いホームズと高飛車なワトソン、という新しいキャラ配置の探偵小説。
尊大な天才絵師礼と、それに傅くヘタレな高広の関係が好きすぎる。でもキャラの描写が少ない所為か、設定だけが一人歩きして上滑りしてる感じがした。あんまり感情移入できなかったのはそのへんかなぁ。
四編の短編が収録されてますが、個人的には表題作が一番好き。しゃぼん玉が降る夜の観覧車の風景にちょっと酔った。
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# 夜のピクニック
内容(「BOOK」データベースより)
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。


これは定期的に読み返しています。読むだけで高校時代に戻ったような甘酸っぱさが蘇る。
高校生ってこんな感じ!
恩田さんの作品のなかでも万人受けする本だと思う。本屋大賞も受賞してるし。
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# LORETTA LUX
評価:
ロレッタ ラックス
青幻舎
¥ 3,675
(2005-03-31)

出版社/著者からの内容紹介
絵画、それとも写真? 現実、それともファンタジー?
ロレッタ・ラックスがつくりだす、美しくも謎めいた子供たちのポートレート。
魂に訴えかけるような美しさをもつ、子供たちの肖像。
それはベラスケス、ゴヤら巨匠の作品を彷彿とさせるサーフェスの輝きと、
どこか遠くを見つめているような捉えがたい表情が印象的だ。
さらに、空間の不思議な奥行き。作品に登場する子供たちはリアルではあるが、
「子供らしい」子供ではなく、神秘的なエイリアンのよう。
私たちはその奥深いイメージの中に、
時の秘密を、鏡の中の過去の自分を探してしまうのかもしれない。
本書は初の写真集で、英語版、ドイツ語版、日本語版が世界同時発売となる。


厳密には読書じゃないけど、一応本なので。
ロレッタ・ラックスの写真集です。
写真なのになんだろうこの現実感のなさ。
まさに神秘的なエイリアンのような子ども達の写真を見ていると、ものすごく不安な気持ちになる。そしてそれがクセになる。
個人的には『Spring』が一番好き。
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# 乱鴉の島
評価:
有栖川 有栖
新潮社
¥ 1,785
(2006-06-21)

内容(「BOOK」データベースより)
友人の作家・有栖川有栖と休養に出かけた臨床犯罪学者の火村英生は、手違いから目的地とは違う島に連れて来られてしまう。通称・烏島と呼ばれるそこは、その名の通り、数多の烏が乱舞する絶海の孤島だった。俗世との接触を絶って隠遁する作家。謎のIT長者をはじめ、次々と集まり来る人々。奇怪な殺人事件。精緻なロジックの導き出す、エレガントかつアクロバティックな結末。ミステリの醍醐味と喜びを詰め込んだ、最新長編。


文庫も出てるけど、単行本の装丁のほうが好きなのであえてこっちで。
作家アリス初の孤島モノ。とはいえさすがひと捻りもふた捻りもあって、オチはアレなんですけど展開と設定が大好きです。
休暇にどうしてわざわざ二人で旅行に行くんだとか婆ちゃんもなんで当然のごとくその二人の旅行を勧めるんだとか色々ツッコミたいのはやまやまでしたが、火村とアリスのキャッチボールはなんというか垂涎モノでした。うん、ありがとう。なんだかよくわかんないけどありがとう、と手を合わせて拝みました。ほんとなんなのこの二人のおっさん。かわいい。

↓以下ガッツリネタバレ
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